日本半導体イノベーション50選  (D-13 1990年代)

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光ファイバー通信用半導体レーザー開発と実用化

1976年の東工大・NTTによるInGaAsP/InP系レーザー室温連続動作の世界に先駆けての成功を契機に、NEC、富士通、日立他日本メーカーは、位相シフト分布反射(DBR)型レーザー、ひずみ量子井戸分布帰還(DFB-MQW DFB)型レーザー、外部変調器内蔵(MI-DFB)型レーザーの発明やそれを可能にする革新的結晶成長技術、量産技術の確立で世界をリード、1985年運用開始の日本縦貫光ファイバー通信幹線網、1989年の太平洋横断光ケーブル施設をかわきりに、高速・長距離・大容量光ファイバー通信のキーデバイスとして、世界の情報通信の発展に貢献した。

DFB-MQWレーザー構造図
(FUJITSU, Vol.51, pp.148〜151より )

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日本半導体歴史館 対象展示室(BH LD)

日本半導体歴史館 対象展示室(DFB LD)

発明と発見のデジタル博物館 「動的単一モードレーザと集積レーザ 〜超高速・長距離光ファイバ通信の基礎研究〜」

発明と発見のデジタル博物館 「長距離大容量光通信用光半導体デバイスの開発」

発明と発見のデジタル博物館 「光通信用量子井戸構造半導体レーザの開発」