日本半導体イノベーション50選  (D-18 2000年代)

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Cell Broad Band Engineの製品化と市場開拓

2001年3月、ソニー、ソニー・コンピュータエンタテイメント、IBM、東芝の4社が協同で、スーパーコンピュータからゲーム機までを視野に入れた本格的なマルチコアプロセサの開発をスタート、2005年2月試作品を発表、2006年6月このLSIを搭載したゲーム機が発売された。ゲーム機の他にもこのCell Broad Band Engineは、スーパーコンピュータ、高性能テレビなどで採用が広がっている。
このCell Broad Band Engineは高性能マイクロプロセサの抱える消費電力問題を打開するためのプロセサコアのマルチ化を先行して推進、実現した点でも画期的な製品である。
Cell Broad Band Engineの最初の製品 は、1個の64ビット汎用プロセサ一個と8個のSIMD型マルティメディア処理プロセサから構成されるマルチコアプロセサである。

Cell チップ写真
(東芝提供)

リンク欄

日本半導体歴史館 対象展示室

ウィキペディア 「Cell Broadband Engine」

SEMI NEWS 2012年 No.4 pp16〜17 (PDF)
「 開発秘話:Cell broadband Engine」
(参照)