日本半導体イノベーション50選  (T-6 1970年代)

日本半導体歴史館トップへ

薄型多ピン面付けプラスティックパッケージ(QFP)の開発と標準化

電卓用MOSLSIが大きく発展する中で、小型面付けのプラスッティックパッケージの多ピン化の開発が行われ、1977年に初めての表面4方向54ピンのFPP(Flat Plastic Package )が開発された。パッケージ厚みは2.0mmと薄く電卓の小型薄型に大きく寄与した。その後4ビットマイコン用LSI等に広く使用され、当初FPP(Flat Plastic Package)の名称であったが、半導体外形標準化活動審議を経てQFP(Quad Flat Package) と変更になった。
パッケージ外形の展開、信頼性の向上、表面実装技術等を含めて日本は世界を大きくリードした。

薄型パッケージ FPP外観 薄型パッケージ QFP外観
(歴史館対象展示室より)

リンク欄

日本半導体歴史館 対象展示室

半導体産業人協会 ENCORE誌 2010年5月号「薄型パッケージの開発」(PDF)