Shockley博士、NHKに出演

 
NHKの対談番組出演の事前打ち合わせをするShockley氏と菊池氏

 ベル電話研究所におけるトランジスタ発明の中心人物、William Shockley氏は1963年、電気学会の招きで来日、NHKでかねてから親交のあった菊池誠氏と45分間の対談番組に出演している。写真は本番に先立ってスタジオ内で台本の打ち合わせをしているところ。
 菊池氏によれば、この対談でShockley氏は持論の「創造的失敗の方法論 (Creative Failure Methodology) 」の哲学を丁寧に語った。氏は天才的な頭脳の持ち主として知られながら、その一方で「私くらい間違いを犯したり、失敗を繰り返している人間はいない」と語り、この方法論を提唱した。
その実践の場が、失敗をプラス思考でとらえて創造的成果を導き出す「失敗会議」で、会の冒頭ではいつもこんな風に切り出した。
 「今日の会議は失敗について皆さんの意見を聞くのが目的です。率直な考え方を聞かせてもらって、よい結果を生み出す手がかりを掴みたい」
そう言えばインテル創業者の一人で元会長のAndy Grove氏は、「失敗しない人間は大きなリスクを背負おうとしないが、失敗する者は教訓を得て、より価値ある人間になる」と言っている。 (菊池誠氏提供)

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