2009年
TSV採用DRAMメモリモジュール発表
〜パッケージング〜



DRAMメモリモジュールは、1980年後半までは個別パッケージを沢山プリント基板にはんだ付け実装する形態が取られてきたが、1990年の初めに小型プリント基板に8個〜9個の個別パッケージを実装し、この小型基板をマザーボード側に実装したソケットに差し込むタイプのDIMM(Dual In−line Memory Module)がパソコンやサーバーなどのDRAMメモリの実装方法として確立した。

パソコンのノートPC化によりSODIMM(Small Outline DIMM)がエルピーダメモリを中心に開発され、2005年頃にはネットブックやインターネット接続型携帯電話などの登場により、MODIMMはMicroDIMMへと小型化が更に進化している。

DRAMメモリはメモリモジュールという機能に集積され、大容量化が進行している。2009年8月エルピーダメモリはTSVなどにより素子の多段積層化技術の開発完了でDRAMメモリモジュールの高密度が図られていくと発表した。


【参考文献】
菅野利夫;「エルピーダメモリDRAMパッケージング技術の2010年の展開」
   第31回 半導体新技術研究会シンポジウム(2009年)

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【最終変更バージョン】
2013/8/12